今回は「Amazon引当金(ひきあてきん)」について、
・Amazon引当金とは何か?
・Amazon引当金はどう困るのか?
・Amazon引当金をうまく扱うコツとは?
について解説していきます!
引当金とは売上金の保留で、甘く見てるとキャッシュフローに泣かされます。
ですので、ぜひAmazon引当金との上手な付き合い方を学び、より効率的な転売活動をしていきましょう!
Amazon引当金とは何か?
Amazon引当金とはカンタンにいうと「“もしも”のときの準備金」です。
“もしも”というのは、Amazon側から見たものですね。
具体的には、セラーが売った商品に対する返品、返金処理などにかかる費用が、この引当金から補填されます。
補填というよりは、売上金の保留ですね。
だいたい1週間から1ヶ月の期間、振込の待ちぼうけをくらいます。
保留される金額は50%以下で、アカウントの信頼度が増すと、徐々に減っていくと思ってください。
普通なら売上金は14日ごと、またはすぐに振込申請できるはずなのですが、Amazon引当金が適用されると、しばらく売上金が保留されます。
なんだか納得できないですよね……しかし、Amazonが作ったルールなので従わざるをえません。
なぜこんなシステムができたかというと、売るだけ売って、その後の顧客対応を放棄するセラーが多くなってしまったからでしょう。
実はこのシステム、少し前までは存在しなかったのです。
できたのは2016年8月からで、この時期を越えてアカウントを作った人のみに、Amazon引当金が適用されています。
ですので、今からAmazonの新規販売アカウントを作る方は、どうやってもこの“引当金”と付き合っていく必要があります。
実際に、少しやっかいな制度ですが、デメリットを極力小さくする方法はあるので、学んでいきましょう。
Amazon引当金で困るケースはどんなとき?
Amazon引当金で困るケースは、ご想像の通りキャッシュフローが悪いときです。
つまり、クレジットカードの枠を含めた「手元の資金」が底をつきそうなときですね。
実際に初心者のうちは、仕入れがうまくいけばいくほど、このジレンマに悩みます。
たっぷりと資金を用意してから、物販をはじめればこうなりませんが、ほとんどの人は違いますよね。
また、Amazonでは14日周期、または即日の振込システムがあるとお話ししました。
そのため、本来ならキャッシュフローがいいはずのAmazon物販なのですが、Amazon引当金がある内はどうしても、ワンテンポ遅れて入金されてしまいます。
ですので、Amazonでの物販は引当金の存在を前提にして、キャッシュフローを考えていきましょう。
そうしないと、せっかくノッテきた転売活動に水をさされることになります。
Amazon引当金を早く解除するには?
実は、Amazon引当金はセラーとしての評価を高くすれば早めに解除できます。
何をどの程度やればいいかは、Amazonが公表していないので明確ではありませんが、一般的には以下の4点が重視されます。
・注文不良率
・返品不満足度
・出荷遅延率
・返金率
これらの指標をできるだけ良くし、Amazonからの信頼を得ることにより、引当金が解除されるというワケです。
ちなみに、Amazon引当金の解除はイチかゼロではなく、段階を踏んで解除に向かいます。
イメージとしては、新規セラーとしての1ヶ月目は50%、2ヶ月目は40%……といった具合ですね。
逆にいえば、新規出品者のうちに何かマイナスなことをやらかすと、引当金が解除されづらいというワケです。
キャッシュフローは物販において、かなり大切なファクターなので、新人のときこそケアレスミスには気をつけましょう。
Amazon引当金の回収を早める方法
最後にちょっとしたAmazon引当金の「回収を早める裏技」を紹介します。
見逃しがちですが、とてもカンタンにできる技なので、ぜひ取り入れてください。
Amazonの売上金の入金は、何もしないと14日ごとですよね?
ですので、引当金が適用されると、最短でもさらに14日間待つことになるワケです。
ですが、Amazon引当金はだいたい1週間前後で保留解除されているケースが多いのです。
つまり、引当金の保留が解除されたタイミングで「振込みをリクエスト」ボタンを押してしまえば、ちょっとだけ振込が早くなります。
これを使えば、少しだけキャッシュフローが良くなり、より効率的に稼げるので、ぜひ活用してください。
まとめ
今回は「Amazon引当金」について、
・Amazon引当金について
・Amazon引当金のデメリット
・Amazon引当金とのうまい付き合い方
の3つのポイントをお話しました。
2016年8月以降のアカウントには、引当金が適用されてしまいます。
こればかりはどうしようもないので、うまく付き合うほかありません。
キャッシュフローを良くするためにも、今回の内容をぜひ実践に取り入れてください。
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