白色申告、青色申告どちらが良い?

白色申告、青色申告どちらが良い?

今回は「白色申告と青色申告」について、

 

・白色申告と青色申告の違いはどこにあるか?

・それぞれのメリットとデメリットとは?

・青色申告にするべき売上はどれくらい?

・どれくらい節税できる?

 

の4つの疑問にお答えします。

 

物販ビジネスでは節税の手段が限られています。

 

この記事では、そのなかの数少ない所得控除“青色申告特別控除”について学びます。

 

ぜひ、少しでも節税したい方は参考にしてください!

 

白色申告と青色申告の違いとは?

 

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確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。

 

副業をはじめた方、今からはじめようとしている方なら聞いたことがあるかもしれません。

 

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青色申告が有利とご存知の方も多いでしょう。

 

実際に青色申告は白色申告よりも“節税効果”が高く、ほとんどの人がこちらを選びます。

 

また、もうひとつの相違点が“簿記の難易度”です。

 

確定申告は少しだけ簿記の知識が必要で、青色申告はその要求ラインが高くなっています。

 

その代わりに、節税効果がアップするワケです。

 

これは税務署側の都合で、脱税を防ぎやすいのです。

 

白色申告だと、経費などがあいまいになりやすいのですが、青色申告だとそうなりません。

 

借方と貸方を使った複式簿記を求められるので、経費の水増などがやりづらいのです。

 

このように“節税効果”と“簿記の難易度”が、白色申告と青色申告の大きな違いです。

 

白色申告のメリットとデメリット

 

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白色申告のメリットは“お手軽さ”です。

 

青色申告と違って事前の申告が必要ないですし、確定申告の手続きも比較的カンタンです。

 

税務署へ行く回数が減って、時間の節約にもなるでしょう。

 

青色申告では、確定申告を青色にするため、1回は税務署へ足を運ばなければいけません。

 

近い人なら良いですが、少し遠い場所にあると、半日つぶされてしまいます。

 

その点、白色申告だと事前申告なしに確定申告ができるので、お手軽です。

 

また、青色申告と比べて提出書類がちょっとだけ少なくなる点もメリットでしょう。

 

といっても、数年前ならもっと楽だったのです。

 

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2014年1月までは、年間所得300万円以下の人に帳簿作成義務がありませんでした。

 

そのため、帳簿づけを嫌う人は、節税効果を捨ててまで白色申告を選んでいたのです。

 

しかし、2018年現在は年間所得にかかわらず、帳簿作成義務があります。

 

青色申告との大きな違いがなくなった今、白色申告を選ぶメリットは小さいと言えるでしょう。

 

この点が白色申告のデメリットと言えます。

 

青色申告のメリットとデメリット

 

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青色申告のメリットは“節税効果が高いこと”です。

 

なぜ節税できるかというと、青色申告は白色申告と違って控除があるからなんですね。

 

これを「青色申告特別控除(10万円もしくは65万円)」といいます。

 

所得税は、売上から経費を引き、さらに控除をマイナスした額から算出されます。

 

所得税をダウンさせるためには「売上をさげる」「経費を増やす」「控除を増やす」の3パターンがあり、青色申告は3番目の手段なのです。

 

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所得控除には他にも、“医療費控除”や“生命保険料控除”などがありますね。

 

青色申告特別控除はその中のひとつです。

 

この控除は、いわば「頑張って帳簿してくれたから税金を安くしてあげよう」といったものなんです。

 

一方、青色申告のデメリットは“面倒くさいこと”でしょう。

 

プロセスを覚えればカンタンですが、白色申告よりも面倒なことは確かです。

 

申請のためには、「青色申告申請書」がマストですし、提出のために時間が取られます。

 

節税効果を受けるには、この面倒さを乗り越えなくてはいけません。

 

どれくらいの売上から青色申告に変えるべきか?

 

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ここまで青色申告には節税効果があるから“やるべき”と解説してきました。

 

ですが、具体的にはどれくらいの売上からやるべきなのでしょうか。

 

結論から言うと、基礎控除(38万円)超えの利益があるなら、青色申告に変えるべきです。

 

売上ベースなら年間70万円〜100万円あたりでしょう。

 

副業でも本気で転売ビジネスをすれば、これくらいすぐに超えます。

 

ですので、腰を据えて物販にチャレンジする方は、白色申告でなく青色申告を検討してください。

 

そのほうが節税できますし、備品を経費にしやすいメリットもあります。

 

青色申告の節税効果をシミュレートしてみよう!

 

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最後に青色申告が白色申告と比べて、どれくらい節税効果があるのかシミュレートしてみましょう。

 

シミュレート条件は「売上150万円」「経費50万円」の場合です。

 

単純計算で利益は“100万円”ですね。

 

このとき、白色申告の所得金額は「150万円ー50万円ー38万円=62万円」です。

 

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62万円の所得税率は5パーセントなので、「62万円×0.05=3.1万円」になります。

 

つまり、確定申告で3.1万円を納めることになるワケです。

 

一方で青色申告だと、所得金額が「150万円ー50万円ー38万円ー65万円=0万円」となります。

 

青色申告特別控除65万円をマイナスすることで、所得金額がゼロになるのです。

 

所得税は掛け算によって算出されるため、額がゼロだと納める税金もゼロになります。

 

結果として、3.1万円の節税ができたというワケです。

 

このケースでは売上150万円でしたが、これが増えるとさらに節税効果がアップします。

 

そのため、青色申告の節税効果はバカにできません。

 

まとめ

 

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今回は「白色申告と青色申告」について、

 

・白色申告と青色申告の違い

・それぞれのメリットとデメリット

・青色申告に変えるべき売上額

・具体的な節税金額

 

の4つのポイントをお話しました。

 

物販では経費を増やすことがむずしいので、節税は控除を頼ることになります。

 

所得税にはいろんな控除がありますが、なかでもお手軽なのが青色申告特別控除でしょう。

 

ぜひ節税のため、白色申告から青色申告への変更を検討してください。

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